今日、今、ひとつ。
今たべるものが明日のわたしをつくるもと。自分の心と身体にきいてみて、今日のひとつを選んでみる。ねえ、わたし。何たべたい?
その問いに薬膳の観点から答えます。
夏こそ体を冷やさない
〜今日のわたしの声〜
暑いのはどうも苦手。梅雨明けして、本格的な夏になるんだと思うとそれだけでぐったりしてしまう。夏は特に汗がダラダラ出るので冷たいドリンクは欠かせないし、飲むとそれだけでお腹がいっぱいになるから食欲があまりないんです。
■今日のテーマは「赤い食べ物」
普通、身体を冷ます食べ物というと冷たいものを考えるかもしれませんが、冷たいものは胃腸を冷やし負担をかけます。薬膳では食材の性質を利用して胃腸を冷やしすぎず身体の熱を取り除くのが未病に良いと先人達の教えを受け継いでいます。
旬の夏野菜は身体の熱を取り水分補給もできる万能選手です。キンキンに冷えた飲み物は少しひかえて、食事で補ってみてください。
そして夏は陰陽五行では季節の色を赤としています。赤い食べもので夏におこりやすい不眠など”心”の不調を軽くして、次の季節が快適に過ごせるようにと考えられています。
〜わたしへのごはん〜
トマトと緑豆春雨のサラダ
トマトに合わせた枝豆は胃腸の働きを助け疲労回復にぴったり。春雨の原料の緑豆は、余分な熱を冷まし解毒や利尿作用があります。暑気あたり、夏バテ、むくみが気になったら緑豆春雨を食べましょう。甘酸っぱいドレッシングに和えてさっぱりといただきます。
〈材料:二人分〉
トマト大1個 緑豆春雨40g 茹でた枝豆20房ほど ドレッシング【りんご酢大さじ3 オリーブオイル大さじ2 はちみつ大さじ1 塩ひとつまみ】 糸唐辛子少々
〈作り方〉
1.鍋にお湯を沸かし春雨を茹で、ざるに移し冷水にさらして水気を切る。
2.トマトは縦半分に切り半分をそれぞれ薄いくし形に切る。茹でた枝豆は房から実を出しておく。
3.ボールにドレッシングの材料を入れ泡立て器などでよく混ぜる。
4.3に春雨を入れドレッシングに全体をからませる。
5.4に枝豆とトマトを加え、ざっくりと混ぜる。
6.5を器に盛り、糸唐辛子を上からかける。
熱をとる薬:トマト
一年中美味しいトマトが手に入りますが、夏こそ食べたい食材です。トマトは薬膳の性質では”涼”の身体を冷やし鎮静させる働きがあるので、暑くなるこれからには必須野菜です。また抗酸化作用のビタミンA、C、Eや、クエン酸など胃の粘膜の炎症も抑えます。
汗の出過ぎを引き締める薬:お酢
酸味には引き締める作用や固摂(こせつ)作用があります。発汗や出血の出過ぎを酸っぱいものは抑える働きがあるとされています。汗がダラダラには、お酢や柑橘類の酸味をとりいれた料理を意識して食べるのもオススメです。
わたしを整える食のアドバイザー
河村千影
はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会副理事長。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。
レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島社) テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当
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