今日のわたしは何たべる? vol.20 黄色で胃を労わる

今日、今、ひとつ。

今たべるものが明日のわたしをつくるもと。

自分の心と身体にきいてみて、今日のひとつを選んでみる。

ねえ、わたし。何たべたい?

その問いに薬膳の観点から答えます。

夏の疲れは胃腸の疲れ

〜今日のわたしの声〜

蒸し暑くて熱中症が心配なのもあるけど、1日の大半をクーラーに頼ってきたからか肌が乾燥ぎみ。ふと見たひじは粉ふいてるし。それでも暑いから何となく冷たい麺類で済ませることも多くて、お通じは不規則になりがちかも。


■今日のテーマは “長夏”は黄を食べる

日本は季節を四季で捉えていますが、薬膳の考え方の基本である中医学では1年を5つに分け、夏と秋の間には”長夏”があります。暑い夏の疲れが現れやすいこの時期には、黄色の食べ物が脾を丈夫にすると薬膳では先人たちの教えを受け継いでいます。トウモロコシやカボチャなど、噛むと甘味を感じる野菜を食べて胃腸の調子を補いましょう。

〜わたしへのごはん〜

カボチャのグリルピーナッツソース添え

バーベキューで肉のお供で焼きカボチャを食べると、甘味がまた次の肉の甘辛たれの美味しさを引き立て、食欲増進になります。優しい甘さのカボチャに、塩味を効かせた香ばしいピーナッツソースを添えると食べ応えがさらに増します。

〈材料:二人分〉

カボチャ1/3個(200gほど) オリーブオイルお好み量 

ソース【ピーナッツバター(粒入り)大さじ1 はちみつ小さじ1 麺つゆ小さじ1】

〈作り方〉

1.カボチャはよく洗い水気をふいて、食べやすいやや薄いくし形に切る。

2.グリル皿に並べ、オーブンのグリル機能で15分焼く。お使いの調理道具により調整ください。

3.ソースの材料をすべて混ぜて滑らかにする。

4.2を皿に盛りオリーブオイルをまわしかけ、3のソースを付けていただく。


胃を労る薬:カボチャ


カボチャは身体の冷えやだるさ、食欲のない時に胃の働きを補い、胃の粘膜を守ってくれます。夏は身体を冷やす性質の野菜が多い中、カボチャは温性で温め効果があります。冷えが気になる時には味噌汁やサラダの具材にと副菜に選んでみてください。


お通じを助ける薬:ピーナッツ

ピーナッツなどのナッツ類は、身体を潤し腸の乾燥による便秘などにもよく、ピーナッツの皮は漢方では生薬として使われています。お腹が弱く疲れやすい人の胃や大腸に効能があるとされています。味が安定しているピーナッツバターを調味料として食卓に取り入れて。



わたしを整える食のアドバイザー

河村千影

はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。

レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島)テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当

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