今日のわたしは何たべる? vol.17 いい汗をかこう

今日、今、ひとつ。

今たべるものが明日のわたしをつくるもと。自分の心と身体にきいてみて、今日のひとつを選んでみる。ねえ、わたし。何たべたい?

その問いに薬膳の観点から答えます。

その汗、いい汗ですか?

〜今日のわたしの声〜

日に日に暖かくなってきて、着るものにも悩まなくて楽になった。でもこのところマスクで眼鏡がくもるし、何だかジメついて暑い。よく水が飲みたくなるし、お酒も美味しくてついもう一杯と増えてるかも。美味しく食べられるのはいいことだと思うのだけど、以前に比べてきめんに体重が増えてしまいそれが心配。


■今日のテーマは 気・血・水の代謝をスムーズにする

体内に過剰に「水」と「熱」が溜まり、気や血のめぐりを邪魔して、様々な不調が起こっている状態は食べすぎ、飲みすぎが原因のひとつです。薬膳では、身体はエネルギーを生み出す「気」と、全身に酸素を送る「血」、バランスを保つ「水」と精神の「心」の過不足を中庸にすることが未病に良いと考えられています。

湿熱が多い人の特徴は、

・水やお酒が大好きでたくさん飲む。

・食欲は旺盛。

・味の濃いものや脂っこいもの、カロリーの高いものも好き。

・暑がり、汗っかきで頭にも汗をかく。

・吹き出物がけっこう多い。

・尿は量が多く回数も多い。

・便は形がなく粘り気があり匂いが強い。排便後もすっきりしない。

・豪快で活発そうに見られるけど悩みを一人で抱え込む。

などが挙げられます。

滞りがちな「湿熱」は身体の中で動きにくく、身体を作っている「気」や「血」の流れをせき止めているようなものなので、血流が悪くなり、細胞組織の働きも低下します。当然代謝もうまくいかず、ますます太りやすくやせにくい体質になっているのです。熱をとり、消化の働きをよくする食材を選んで食べ代謝を上げましょう。

自分は食欲もあって元気だと思っていても、「湿熱」が気血のめぐりを邪魔しているため、実はだるさや熱っぽさを日々感じていたりしませんか。


〜わたしへのごはん〜

おろし冷奴 しらすハニーレモンしょう油

おつまみの冷や奴をアレンジメニューで。大根おろしを添えて消化力アップ。

〈材料:一人分〉

木綿豆腐1/2丁(150g位) 大根おろし大さじ3 釜揚げしらす100g位 万能ねぎ2本 タレ【しょう油大さじ1 レモン汁大さじ1/2 はちみつ小さじ1】

〈作り方〉

1.豆腐の水を軽く切ってサイコロ状に切る。万能ねぎは細かい小口切りにする。

2.ボールに2と大根おろしを入れ豆腐が崩れないように和える。

3.小さいボールにタレの材料をすべて入れ混ぜておく。

4.2を器に盛り、釜揚げしらす、ねぎを乗せる。

5.4にタレをまわしかけていただく。

熱とりの薬:豆腐

豆腐湿布が熱冷ましに良いと、おばあちゃんの知恵袋でも言い伝えられているくらい古くから、高熱時に豆腐湿布を用いるといった民間療法があるほど、体の余分な熱をとる作用にすぐれています。熱がこもっているために起こる目の腫れや充血にも。体を潤すので、空咳、口の乾き、口臭予防にもおすすめです。


消化を助ける薬:大根おろし

胃もたれ、嘔吐、お腹のはり、便通などによい食材です。また、粘膜を丈夫にし、免疫力を高める働きがあります。大根のはちみつ漬けも伝承で昔から、のどの不快感、咳、口内炎、風邪やインフルエンザの予防になっています。大根おろしに含まれる酵素のジアスターゼが消化を助けるので、加熱せずにそのままで摂りましょう。

わたしを整える食のアドバイザー

河村千影

はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会副理事長。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。

レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島)テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当

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