今日、今、ひとつ。
今たべるものが明日のわたしをつくるもと。自分の心と身体にきいてみて、今日のひとつを選んでみる。ねえ、わたし。何たべたい?
その問いに薬膳の観点から答えます。
潤い、足りてますか?
〜今日のわたしの声〜
暑い暑いと思っていたら急に冷え込む気温に。週末には衣替えでもしなくちゃと考えてひじをふと見たら粉が吹いてる! いつからこんなだったのだろう、気づかなかった。やっぱり寒くなって潤いが足りないのかもしれない。それに最近少しせきが出るのも気になるし。
■今日のテーマは「秋は保湿」
薬膳では季節の五行の色でその時節に摂るとよい食べ物を体系づけています。秋は白。関連する臓器は肺です。肌や髪が乾くだけでなく、乾いた空気が体内に入りこみ”肺”を侵すこともあるので呼吸器系の症状が現れやすくなるのが秋です。夏の汗で奪われた潤いを補い、本格的な冬の乾燥に備える時です。
秋の乾燥には保湿の力がある白い食べ物で潤いを補います。蓮根、きのこ類、白菜、かぶ、大根、白キクラゲなど毎日野菜を変えて白を採りいれてみましょう。
〜わたしへのごはん〜
蓮根餅のきのこ出汁
蓮根はおろして焼くともちもちの食感に。きのこのスープと一緒に食べて潤いをアップしましょう。調味料のはちみつも保湿性が高く、整腸作用もあります。
〈材料:二人分〉
蓮根250gくらい ぶなしめじ、エリンギなど好みのきのこ適量 片栗粉大さじ2 サラダ油大さじ2 はちみつ小さじ1 昆布出汁カップ2(400cc) 酒大さじ1 白しょう油大さじ2 塩適宜 三つ葉お好みで
〈作り方〉
1.ぶなしめじは房を切り分け、エリンギなどは薄切りにする。蓮根は皮を剥きすりおろし、ボールに入れ片栗粉、塩を加えよく混ぜる。蓮根から出た水分は切る。
2.鍋に昆布出汁と酒を入れ沸騰させる。はちみつと白しょう油を足す。
3.2にキノコを入れ煮る。
4.大きめのスプーンなどですくった蓮根を一口大にしてサラダ油をひいたフライパンに落とし両面をフライ返しで返しながらきつね色に焼く。焼けたらキッチンペーパーに置き余分な油を取る。
5.4をきのこ出汁に浸して、三つ葉を飾りいただく。
せきの薬:蓮根
肺を潤すとともに乾燥して熱をおびた肺の熱を取り去る作用があります。捨ててしまいがちな蓮根のつなぎ目には、せきや鼻血を止める作用が特にあります。乾燥したものは漢方薬にも。
免疫力アップの薬:きのこ
きのこ類は補気という元気を補い免疫力をアップさせるので、乾燥から風邪をひきおこしやすい時の予防にも良い食べ物です。
わたしを整える食のアドバイザー
河村千影
はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会副理事長。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。
レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島社) テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当
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