日本ワインリレーvol.1宮崎県・キャンブルスコ ロゼ・ペティアン

家での楽しい時間を「日本ワイン」で繋がりませんか?

ワンスタイリスト大野明日香さんの呼びかけで、SNSで始まった「日本ワインリレー」。

ワインで繋がった人の輪、ワインの輪は、きっとこれからの時間と空間を豊かにするはず!ってことで、ソムリエ、酒屋、ライターなどワインを扱う人をゴッタにして、飲み手の皆様の楽しい時間を作るワインを改めてお伝えしていきます。

※投稿の順ではなく順不同で掲載しております。※掲載にあたり、編集部で一部校正をしておりますことご了承ください。


ワインのバトン:「いまでや」白土暁子さん

ご紹介するのは、宮崎県中部の海沿いにある都農ワインの「キャンブルスコ ロゼ・ペティアン」。

「いまでや」に入社した当初、海外のワインばかり飲んでいて、正直なところ日本ワインの美味しさがよくわからずにいました。そんななか、社内の勉強会で飲んでとても驚いたのが都農ワインで造られているキャンベル・アーリーのワインです。

ブドウとは思えない、まるでイチゴのような香りに、この飲み物は本当にワインなのかな?と思ったほど…。

キャンベル・アーリーは元々ワイナリーのある都農町で食用として多く栽培されていました。暑い宮崎では8月上旬が最需要期でお盆を過ぎると需要が一気に減り、せっかく栽培したブドウを安い価格で販売しなければなりませんでした。

 そのキャンベル・アーリーを加工して、長く美味しく楽しめるものにしたいと誕生したのが都農ワインのキャンベル・アーリーのワインです。

「キャンブルスコ ロゼ・ペティアン」は去年初めてリリースされた、都農産のキャンベル・アーリーを100%使用したスパークリングワイン。都農ワインの中ではまだ歴史の浅いワインですが、キャンベル・アーリー本来の魅力を活かしながら、さらに幅広い方にお楽しみいただける味わいとなっています。

 食用のブドウは水分が多いためどうしてもワインにした時に水っぽくなってしまうものが多いのですが、こちらは無濾過でおりがそのままボトルに残っており、ブドウの旨みがそのまま詰まっています(そのため見た目もにごっています)。

 キャンベル・アーリーの魅力であるフレッシュなイチゴの香りだけでなく、アセロラやいちじくのような果実味にシナモンやトーストのような香ばしさがほのかにあり、複雑さも感じます。

 スパークリングワインなので最初の1杯にもお勧めですが、食事だとハーブや魚醤、スイートチリソースなどエスニック系や、サラミなどのシャルキュトリーと合わせるとよりお楽しみいただけます。

 都農のキャンベル・アーリーのワインの成り立ちを聞いた時、ワインは地酒なんだと改めて感じました。いわゆるワインらしいワインではありませんが、だからこそ、その場所でしかできない、飲んで楽しいワインができるということを教えてくれたワインです。スパークリングワインですが泡が弱くなっても楽しめますので、ご自宅でぜひごゆっくりお楽しみください!

【いまでやオンラインストアでご購入いただけます!】

https://www.imaday.jp/shopdetail/000000012916/


白土暁子さん

株式会社いまでや 営業戦略部

gotta

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