今日、今、ひとつ。
今たべるものが明日のわたしをつくるもと。自分の心と身体にきいてみて、今日のひとつを選んでみる。ねえ、わたし。何たべたい?
その問いに薬膳の観点から答えます。
髪のパサつき、気になる季節。
〜今日のわたしの声〜
指の腹でつまむように頭皮をマッサージすると髪にいいと聞いて、家にいる時は朝晩マッサージ。40歳を過ぎてから抜け毛も気になりだして。髪には海藻がいいと知ってわかめの酢の物とかはよく食べてます。歳を重ねるほど、肌とか髪に良さそうなことをどんどんとり入れたいなと、今日もスーパーに買い出しに行きます。
■今日のテーマは 黒い乾物で髪と肌を守る
冬至が過ぎると、一層寒い季節がやってきます。薬膳の考え方のベースとなる陰陽論では、冬至は陰が最も極まる日。乾燥や冷えによる血行の滞りに気を配ることが大切です。ひじきや黒ごまなどの乾物は血流を促し、潤い補給に良い食材です。
冬は色の黒い食材を摂り”腎”の活動を助けることが養生になると、薬膳では先人の知恵を受け継いでいます。空気の乾燥や寒さで身体に足りなくなった保湿力や血の巡りを黒い食材とともにパワーを生み出す豚肉でアンチエイジングメニューにとり入れてみましょう。
〜わたしへのごはん〜
ひじきと豚肉の生姜焼き
乾物が中途半端に残った時は炒め物にプラスして食べきるのもひとつ。玉ねぎとパプリカの甘味が加わることで、豚の生姜焼きが飽きずに食べることができます。調味料のはちみつは、その高い糖度が保湿力を助けてくれます。
〈材料:二人分〉
ひじき乾物3g 豚薄切り肉150g 玉ねぎ1/2個 パプリカ赤1/2個 片栗粉大さじ1 オリーブオイル大さじ1 豚肉の味付け【すりおろし生姜1/2かけ しょう油大さじ1 はちみつ小さじ1 塩ひとつまみ】
〈作り方〉
1.ひじきはたっぷりの水で約20分ほど浸けもどし、水洗いしてよく水気を取っておく。
2.豚肉は細切りにし、玉ねぎとパプリカは繊維にそって縦に細切りにする。
3.ボールに豚肉を入れ、豚肉の味付けをすべて加えよくなじませる。
4.3に片栗粉をまわしかけ、全体を混ぜる。
5.フライパンにオリーブオイルを入れ、玉ねぎを炒める。
6.5がしんなりしたら、フライパンの端に玉ねぎをよせて、4を入れ焼き色を付けながら炒める。
7.6にひじきとパプリカを加え全体を混ぜ炒める。
抜け毛の薬:ひじき
血を補うひじきは、貧血はもちろん抜け毛や乾燥肌に期待でき、血行をよくして水分代謝をスムーズにします。むくみやしびれにも作用します。
美肌の薬:豚肉
滋養強壮によい豚肉は身体に潤いを与え、肌の乾燥、喉の乾き、空咳にもよいとされています。虚弱体質の改善、加齢による老化が気になる人にとり入れてほしい食材です。
わたしを整える食のアドバイザー
河村千影
はちみつ料理研究家。一般社団法人日本はちみつマイスター協会副理事長。漢方スタイリスト。養生薬膳アドバイザー。ただ甘いだけじゃないはちみつの味わいや活用法、その健康や美容への効果などを協会主催の講座やワークショップ、薬膳料理教室、カルチャーセンターで教えている。はちみつと薬膳をかけ合わせた料理を提案。
レシピ掲載『aromatopia』No156(フレグランスジャーナル社)『リンネル』2020年5月、6月号(宝島社) テレビ朝日『食彩の王国』2021年6月5日放送はちみつ特集/家庭料理担当
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